中高生の海外留学①

当塾ではコロナ禍直前まで毎年、アメリカやカナダの大学などの語学研修に生徒さんたちを連れて行っていました。

いつか一人で海外に行けるように、自分のことには責任を持つを目標にESTAや手続きなども個人個人で経験をさせる海外研修です。

その成果では、海外に一緒に行った生徒さんの中から高校や大学で長期留学に行く方も増えて、現在海外で仕事をし海外在住の方もいます。

 

例え短期間であっても、低年齢からでも海外での経験は日本とは全く違うことを肌で感じることなので、旅行であっても行く機会があればぜひお勧めします。

 

 

印象に残っていることは、アメリカに行った時にある高校生から「英語ってこんなに通じないんですね」と、言われたことです。

例えば、バンク=銀行、マネー=お金でさえも発音が違うと通じない。

お店で飲み物を頼んだら、オーダーしたものと全く違うものが渡された、でも、「これは注文していない。〇〇と注文したはず、レシートを見せて」と、強気な店員さん相手に英語で交渉ができにくい。

 

海外に行くと英語の話せない日本人の話をゆっくりと聞いてくれる人は少数で、

実際の会話の英語は早く、癖があり、学校で習っている英語とは全く違う!何を言ってるか、自分がどう話せばいいかわからず、戸惑う。


ハワイなどとは異なり、アメリカ本土やカナダでは英語が通じにくくなります。

 

自分で行動し、積極的に質問や要求などを話せなければ耳を傾けてくれる人はいないということを強く感じ、これからどのような英語の勉強が必要になるか理解できるようです。

 

現在の状況では団体での海外渡航は難しいので当塾でも一時ストップしていますが、今も個人で短期留学に行く方は一定数いらっしゃいます。



留学に「英語力」という結果を求めるのなら、中学生、高校生の語彙レベルはまだ低く、意思疎通ができるほどの会話力がありませんので、英語が安定していない中学生くらいの一人の留学はあまりお勧めできません。

そのまま海外の高校、大学に進学される場合は別ですが、英語だけを学ぶというのであれば日本である一定の英語力をしっかりと身につけて海外留学されると上達も早いと言われています。

     


留学はいい経験ができれば英語力はもとより、コミュニケーションスキルの向上、精神的な強さに繋がります。

 

2022の夏休みの時期になります。

本来であれば海外研修に生徒さんたちと行っていた夏でしたが、今夏も難しそうです。

ただ、近い将来にはまた気軽にみんなで渡航できることを願って、今は「使える英語」を楽しく学んでほしいと思っています。