英単語の覚え方

英語学習で一番大変なことのひとつに語彙を増やすことが挙げられます。

高校では英単語ターゲット1900、ユメタンなどの単語本がよく使われていますが、今回は英語の単語を覚えることについて日頃感じることをお伝えしたいと思います。

 

英語の語彙を覚える、ということは難しいことです。

名詞、動詞、形容詞など形を変えて表現する必要がありますし、単語だけ載っている問題集を見て「認識する、暴露、豊かな、人気のある、調査する・・・」など、品詞や意味がランダムなものを覚えていくことは非常に難しいのではないかと思います。

 

そして、英語の単語を覚えていく時にとても重要なことがあります。

それは、語彙の意味をしっかり把握して覚えていくということです。

 

日本語は同じ「みる」でも、見る、観る、診る、視る、看る・・など漢字で意味を表せます。

英語も同じく意味によって単語の使い分けが必要ですが、高校生の英作文の単語を見ると使い方を意識しないことで書いていることも多いようです。

自動翻訳機で英訳して書いたりすると、日本語をそのままの英語に変換するのでびっくりするような表現になることも多々あります。

日本語をそのまま英語にすると、意味自体を変えたり、本来の意図する意味とは異なる間違いになりやすいのです。

 

また、「辞める=quit」のように、●●は●●、で一対一の日本語⇔英語で暗記するのはお勧めしません。

私の兄はバイトを3日で辞めた、のように短文で覚えていくのはいいと思いますが、これでも一つの意味しか覚えないことがあるので、辞めるという単語にはどのようなものがあり、どのような場面で使うのか、と意識して覚えていくことが大切だと思います。

 

英作文で点が取れなかったり、英語面接で不合格だったときは、語彙の使い方についてしっかり学びなおしてみましょう。

 

語彙は単語本、単語帳単体で語彙だけを順番に覚えるのではなく、文章や表現の中で覚えていくのが理にかなっていると思います。単語だけ書いてある本を読むよりも、長文を読む、リスニングの中で語彙を増やしていく方がより記憶に残りやすいのではないかと思います。